DAY1 11/23:カテゴリー紹介
ダリエンソカップ2025 ― DAY 1 プレビュー
アルゼンチンタンゴの巨匠フアン・ダリエンソの名を冠した
ダリエンソカップ2025。
9月15日からアーリーバード第二次募集が始まります。
「制限の中からこそ、真の創造性が生まれる」――
この理念のもと、今年も独自のカテゴリーが揃いました。
11月23日(日)は、初日から心を震わせるプログラムが並びます。
その見どころをひとつずつご紹介します。
目次
J&J Tango
「その夜、あなたと出会うのは――偶然か、それとも運命か。」
ミロンガのキング&クイーンが集う瞬間。
ジャック&ジル形式のJ&J Tangoでは、
その場で巡り合うパートナーとダリエンソの音楽に身を委ね、
ただ一度きりの物語を即興で紡ぐ。
――刹那の呼吸が、タンゴの伝説になる。
PAIR Milonga
「ミロンガを制するものは、タンゴを制する。」
タンゴの原型――アフリカのリズム、ハバネラが溶け合ったミロンガ。
そのリズムをペアで踊り切る。
軽快、遊び心、パウサ(間)、ポーズ。
リズムにのった二人の踊りが、会場全体を熱くする。
PAIR Vals
「ロンダをロンダする」――
踊らずとも心が踊るワルツ。
流れるような旋律に合わせて、
優雅さ、スピード、そして二人の笑顔までもが踊りとなる。
二人が一歩ごとに紡ぐラインは、まるで音楽そのものの螺旋。
その揺らぎの中で呼吸がひとつになる一瞬、
会場中にワルツの魔法が広がる。
Pugliese 50
巨匠 オスバルド・プグリエーセ。
ジュンバのうねるリズムと、バイオリンが描く艶やかな旋律――
一音一音が胸の奥を震わせる。
どの曲も名演にして名曲。
人生の半分を生きてきた大人たちが、
それぞれの解釈で踊るたび、
深く劇的で情熱的な旋律がフロアに濃密な物語を生み出す。
音楽が踊りを通してすべてを震わす――
タンゴが持つ技術と感情が、ここで限りなく広がっていく。
Golden Age 70
1940年代――きら星のごとく多くの楽団が輝いた時代。
その中でもひときわ光を放った
アニバル・トロイロ と オスバルド・フレセド、
そしてダリエンソの音楽が、今年のテーマです。
昨年も多くの観客を魅了したこのカテゴリー。
人生の後半に差しかかり、自分の歩みをタンゴに重ね合わせる。
その仕草、その品格。
一歩を踏み出すたび、その一歩がタンゴの道となる。
成熟したタンゴの粋を味わえる部門です。
GROUP(群舞)
グループでタンゴを踊る、今年初登場のカテゴリー。
タンゴが持つ新たな面を映し出す――
振付・構成・衣装を自在に描きながら、その世界を大きく広げます。
ペアだけでなくチーム全員が息を合わせ、
ひとつの物語を紡ぎながら会場を熱くする。
グループのコラソン(魂)と創造性――
それこそが群舞ならではの魅力です。
11月23日、ダリエンソカップ初日。
タンゴが持つあらゆる表情が、
原宿のフロアで鮮やかに息づきます。
BLOG:https://note.com/gyutango/n/n0558afa86f03
