ダリエンソカップ開催趣旨と運営について:各予選主催者コメント

大会の開催趣旨や運営に関して、さまざまなご意見をいただいております。
誤解を避けるため、韓国予選・大阪予選の主催者より「主催者として直接確認した事実」と「想い」を寄稿いただきました。
以下の文章は、原文のまま掲載します。


こんにちは、ボです。

D’Arienzo Cup 日本決勝が盛況のうちに無事終了したことを、心より嬉しく思います。韓国予選の開催を通して、この素晴らしい祭典の一部として関わることができたことは、私にとっても大きな喜びでした。韓国予選の開催提案を快く受け入れてくださったうえ、著作権やコンテンツ価値が一層重視される現在にもかかわらず、いかなる使用料も求めず、忙しいスケジュールの合間を縫って自費で韓国予選の応援に来てくださった

D’Arienzo Cup ブランド代表のGYUさんには、改めて深く感謝申し上げます。韓国予選の主催者として、 ✦日本決勝の運営に関して✦ 私が直接確認した事実を、静かに共有させていただきます。

D’Arienzo Cup の運営方式は、特定の地域を中心に置いたり、他地域の参加者に負担を転嫁するような構造ではありません。各地域の予選は、それぞれのタンゴコミュニティのために独立して運営され、

参加費は会場費・スタッフ費・運営費など、その予選にかかる実費にすべて充てられています。東京側に費用が渡ったことは一度もありません。また、日本決勝進出者のために用意された航空券は、韓国側が純粋な応援の気持ちで準備したプレゼントでした。

韓国予選の初開催は赤字であったため、東京側に資金を渡す余裕も仕組みも、そもそも存在していませんでした。大会準備の過程で、ブランド代表のGYUさんが一貫して強調していたのは、「東京中心の大会」ではなく、国や地域を越えて皆が集まり、D’Arienzo の音楽とともに楽しめる“フェスティバル”のような場をつくることでした。

私もその理念に深く共感し、韓国予選を主催する決意をし、参加者の皆さんが存分に楽しめる環境づくりに力を注ぎました。この文章は、主催者として私が直接確認し、経験した事実を落ち着いて共有するために書いたものです。今後どの地域で開催されたとしても、

世界中のD’Arienzo Cup 主催者たちは、タンゴを通じて互いが楽しくつながれる祭典をつくるために、さらに努力を重ねていくことでしょう。タンゴが地域や国境を越えて、互いを尊重しながら続いていくことを心から願っています。お読みいただき、ありがとうございました。

ボ(韓国ダリエンソカップオーガナイザー)


D’Arienzo Cup 2025 のご成功、本当におめでとうございます。

出場された皆さま、そして大会を支えた運営・スタッフの皆さま、本当にお疲れさまでした。

D’Arienzo Cup 大阪予選の主催として、
いくつか “事実として知っていただきたい点” と、地方主催として感じている想いを静かに共有させていただきます。

まず、地方ではコンペティションに触れる機会が限られている現状の中で、大阪では 「できるだけ安価に、気軽に、そして楽しく挑戦できる場をつくること」 を大切に、これまで予選を続けてきました。運営にはいろいろな準備や負担もありますが、それでも「挑戦してみたい」というお気持ちを応援したいという思いで、毎年開催しています。

その中で、D’Arienzo Cup について一部に誤解や行き違いを感じる声もあったため、地方主催者としてきちんと事実をお伝えしておくことが大切だと感じ、今回文章にまとめました。

D’Arienzo Cup は決して「東京のために地方が動く大会」ではなく、むしろ全国・海外のタンゴコミュニティが自然につながり、お互いに学び合い、表現を共有できる貴重な場だと感じています。

以下、事実として共有いたします。

1)地方・海外予選で集めたエントリー費は、各地域の会場費・運営費・審査員費・DJ費に充てられ、

 東京本大会側にフィーが渡ることはありません。

2)地方から東京本戦に向かうチャンピオンのご負担を考慮し、毎回、東京側から「できる範囲でフォローをお願いします」と丁寧にご連絡をいただいています。

3)本戦の参加費(ペアタンゴ/J&J)については、

 地方・海外予選のチャンピオンは “招待(免除)” として扱われています。

4)韓国・大阪で審査に来られた際の交通費・宿泊費はすべて東京主催者側の自費で、大阪予選としては 「審査料」 のみを労働の対価としてお支払いしています。

こうした裏側は、これまで表立って語られることが少なかったのですが、地方主催のひとりとして、誤解が広がらないよう、お伝えさせていただきました。

地方にいても挑戦できる場を守り続けたいこと。そして、東京・地方・海外という枠を越えて、タンゴを通じて人が自然につながっていける大会であってほしいこと。これからもその想いを大切にしていきたいと思っています。
大阪から、心を込めて応援しています。

Cafetin de Buenos Aires
Osaka♡Tango Yukako(D’Arienzo Cup 大阪予選 主催

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